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ドパミン含有製剤の効き目が変わる?

公開日: 更新日:

#パーキンソン病 の患者さまは、医師によりお薬が処方されている場合がほとんどです。
 

パーキンソン病は脳内でドパミンが十分に作られなくなるため、ドパミンの元になる前駆体やドパミンに似た働きをする薬剤を投与する、もしくはドパミンの分解を抑える薬を飲むことが主流です。

 
基本的には、医師、薬剤師の説明通りに服薬すれば問題ありませんが、食事の前後、食事内容によっては薬の効き目に影響が出てしまう場合があります。
 

〇食前は早く、食後はゆっくり効く

例えば、レボドバ(パーキンソン病治療薬)の場合、食前に内服するとレボドパだけが腸に入るため吸収が早くなります。
その代わり、薬の効果の持続が短くなることがあります。
逆に、食後に内服すると、先に摂った食事の吸収が始まっているため、レボドパの吸収が遅くなります。
レボドパは、アミノ酸に類似した構造をしており、食事で摂ったタンパク質がアミノ酸に分解され、腸からの吸収される過程で吸収競争が起こってしまうようです。
そのため、薬の効果が表れるのは遅れますが、効果時間は食前内服より長く続くことがあります。
 

〇レボドパが吸収されやすい・されにくい食べ物

レボドパは、酸性でと吸収されやすく、中性・塩基性では吸収されにくい性質があります。
そのため、空腹時の胃酸が十分にある状態や、酸性の食べ物や飲み物(柑橘類・酢の物・レモン水等)は、レボドパの吸収を促進することがあります。
これに対し、胃酸分泌を抑える薬や酸化マグネシウムを含む便秘薬の内服、水素水やアルカリイオン水を飲んでいる場合は、レボドパの効果は減少すると言われています。
そのため、レボドパを内服した後は、数時間時間をあけてからこれらの飲食をする方が良いでしょう。
 
また、パーキンソン病患者さまに気を付けていただきたいのが『バナナ』です。
バナナを食べると、レボトパの吸収が半減するとの報告があります。
これは、バナナには含まれる特定の成分によってレボドバが代謝(または酸化)されるためと言われています。
そのため、パーキンソン病の患者様はバナナを避けた方が良いとされています。
 
デイサービスでも食事やおやつの提供をしているため、薬との食べ合わせには気を付けたいものです。
 
ご利用者さまが内服している薬の効き目が変わって来たなと思ったら、日々の食事内容も確認し、看護師や医師に相談しましょう。

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