【デイサービス】収益増加!?　介護報酬の加算要件一覧

公開日：2023-08-08　更新日：2023-08-18

介護保険サービスを提供する事業所では、介護報酬が主な収入となっています。事業所は利用者に介護サービスを提供し、その対価として介護報酬が支払われます。

介護報酬は、サービス種別毎に設定されており、サービスの提供内容・時間・体制、利用者の状況によって加算・減算される仕組みになっています。
加算は、定められた算定要件を満たすことで、基本報酬にプラスの算定ができる項目なので、事業所の収入の増加につながります。

〇デイサービス（通所介護）の加算要件一覧

【ADL維持等加算】･･･1月につき30～60単位を加算。
定期的にADL（日常生活動作）を評価し、ADL値が維持・向上した利用者が一定いること。

【栄養アセスメント加算】･･･1月につき50単位を加算。
従業者または外部と連携して管理栄養士を1名以上配置し、栄養アセスメントを実施し、厚生労働省（LIFE）へ情報提出すること。

【栄養改善加算】･･･1回につき200単位を加算。
従業者または外部と連携して管理栄養士を配置し、低栄養状態の改善を目的としたサービスを実施すること。

【感染症等対応加算】･･･基本報酬3％を加算。
感染症等により、利用者数が前年度における月平均の5%以上減少している事業所がサービスを提供すること。

【生活相談員配置等加算】･･･1日につき13単位を加算。
地域貢献を行っている共生型通所介護の事業所で、生活相談員を配置し、サービスを提供すること。

【中山間地域等に居住する者へのサービス提供加算】･･･基本報酬5％を加算。
中山間地域に居住する利用者に対してサービスを提供すること。

【入浴介助加算】･･･1日につき45単位を加算。
入浴サービスを提供し、入浴介助・見守り等を行うこと。

【中重度者ケア体制加算】･･･1日につき45単位を加算。
要介護3以上の利用者を一定の割合以上受け入れ、人員基準以上の職員を配置し、サービスを提供すること。

【生活機能向上連携加算】･･･1月につき100単位～200単位を加算。
外部の理学療法士等の助言を受け、個別機能訓練計画を作成し、サービスを提供すること。

【個別機能訓練加算】･･・（Ⅰ）1日につき56単位～85単位、（Ⅱ）1月につき20単位を加算。
専従の機能訓練指導員を配置し、個別の機能訓練を実施すること。

【認知症加算】･･･1日につき60単位を加算。
認知症の利用者を一定の割合以上受け入れ、認知症介護にかかる専門的な研修等を修了した者1名以上と人員基準以上の職員（看護師または介護士）を配置し、サービスを提供すること。

【若年性認知症利用者受入加算】･･･1日につき60単位を加算。
若年性認知症の利用者を受け入れ、利用者のニーズに合ったサービスを提供すること。

【口腔・栄養スクリーニング加算】･･･1回につき5～20単位を加算。※6ヶ月に1回を限度
口腔の健康状態や栄養状態の確認を行い、利用者の担当ケアマネジャーに情報提供すること。

【口腔機能向上加算】･･･1回につき150～160単位を加算。
言語聴覚士・歯科衛生士等を配置し、口腔機能向上サービスを提供すること。

【科学的介護推進体制加算】･･･1月につき40単位を加算。
利用者の基本情報を、LIFEを用いて厚生労働省に提出し、フィードバック情報を活用すること。

【サービス提供体制強化加算】･･･1回につき6単位～22単位を加算。
介護福祉士等の有資格者の割合や、勤続年数（同一法人等での勤続年数が10年以上）を基に、質の高いサービスを提供する体制が整っていること。

【介護職員処遇改善加算】･･･所定単位数2.3%～5.9％を加算。
介護職員のキャリアアップや職場環境の改善等を実施し、キャリアパス要件と職場環境等要件を満たしていること。

【介護職員等特定処遇改善加算】･･･所定単位数1.0%～1.2％を加算。
上記の処遇改善加算に加え、キャリア（経験・技能）のある介護職員に対し、更なる処遇改善を行うこと。

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