塩なのに「減塩」⁉ 塩分50%カット塩の秘密

公開日:2025年11月12日 更新日:2025年11月12日 ブログ

スーパーの調味料コーナーに並んでいる「減塩しお」や「塩分50%カット」と書かれた塩を見たことはありませんか?
名前だけを見ると「普通の塩より塩分が半分だから、体に良さそう」と思う方が多いかもしれません。
ですが、減塩といってもただ塩を少なくしているわけではなく、実際には塩分の一部を別の成分に置き換えて作られています。
一見すると健康的に思える「減塩しお」ですが、その仕組みや体への影響をきちんと理解して選ぶことが大切です。
今日は、その正体と注意点について詳しくお話ししていきます。

 

〇減塩しおの正体

私たちが普段使っている塩の主成分は、塩化ナトリウムです。
ところが、減塩しおの場合は、このナトリウムの一部を「塩化カリウム」という成分に置き換えています。
カリウムは体の中で余分なナトリウムを排出する働きがあるため、血圧のコントロールにも役立ちます。
つまり、ナトリウムを減らしながら、カリウムを補うことで“減塩”を実現しているのです。
「塩分50%カット」と表示されている塩の場合、残りは主に塩化カリウムで構成されていることが多いですが、商品によってはマグネシウムやカルシウムといったミネラルを加えて風味を調整している場合もあります。
つまり、“ただ薄めた塩”ではなく、ナトリウムの代わりに体に必要なミネラルを使って味を補っているのです。
 

〇注意点もある

一見すると理想的な減塩方法に思えますが、注意が必要な場合もあります。
特に腎臓の働きが低下している方は、カリウムをうまく排出できず、高カリウム血症(血液中のカリウム濃度が上がりすぎる状態)を起こす危険があります。
そのため、腎臓病をお持ちの方や、医師からカリウム制限を指示されている方は、減塩しおの使用を避けるか、必ず医師に相談することが大切です。
 
また、「塩を減らす=味気ない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、レモンや酢、香辛料やだしを活用することで、塩分を減らしてもおいしく食べることができます。
減塩しおはあくまでサポート役と考え、日々の食事全体の工夫で自然に塩分を減らしていくことが大切です。
 

〇食事を工夫することが未来の健康につながる

減塩しおは、ナトリウムをカリウムなどで置き換えた工夫のある食品です。
正しく理解して取り入れることで、血圧や心臓、血管の健康を守るサポートになります。
ただし、体質や持病によっては使わない方がよい場合もあります。
まずは普段の食事を見直し、少しずつ塩分を減らす工夫を続けることが、未来の自分の健康につながっていきます。
 

従業員の健康が利用者さまの健康につながる

ほねつぎデイサービスは利用者さまのみならずスタッフの方にも健康になっていただきたいというのがモットーです。
スタッフの方が元気に明るく笑顔で利用者さまを迎え入れてくださることで、利用者さまも明るく元気になります。
皆さんも健康意識を高めましょうね(^^♪
 
ほねつぎデイサービスで働きたい、見学してみたいという方はお気軽にLINEからお問合せください。
LINE問い合わせはこちらから

ほねつぎデイサービスで働きたい方、まずは見学を希望という方もお気軽にお問い合わせください。

LINEで簡単応募