便利だけど大丈夫?「超加工品」と認知症の気になる関係

公開日:2025年09月17日 更新日:2025年09月24日 ブログ

手軽な食事が、じつは認知症と関係ある?
仕事や家事で慌ただしい日々。
帰宅が遅くなった日は、レトルトや冷凍食品に頼ることもあるのではないでしょうか。便利で美味しく、調理も簡単。
私たちの生活に欠かせない存在になりつつあるこれらの食品ですが、最近注目されているのが「超加工品(ちょうかこうひん)」という言葉です。
この「超加工品」と呼ばれる食品を日常的に摂ることが、認知症予防の食事の観点からみると、注意が必要だと言われています。

 

〇「超加工品」ってどんな食品?

超加工品とは、食品本来の形や栄養を大きく加工し、大量の添加物や調味料を使って作られた食品のことです。
パッケージの原材料欄を見ると、「乳化剤」「香料」「調味料(アミノ酸等)」といった表記が多く並ぶのが特徴です。
たとえば以下のようなものが該当します。

菓子パン・カップ麺・冷凍ピザ/市販のクッキーやスナック菓子/ハム・ウインナー等の加工肉製品/フレーバー付き清涼飲料水やインスタントスープ
 

〇認知症予防の食事と超加工品の関係

では、なぜこのような食品が「認知症予防の食事」にとって気をつけるべき存在とされているのでしょうか?
超加工品には、体に炎症を引き起こしやすい成分(トランス脂肪酸、過剰な糖分や塩分、食品添加物など)が多く含まれています。
慢性的な炎症は、脳の老化を早めたり、認知機能の低下を促進するといわれており、最近の研究では「超加工品を多く食べる人ほど、認知症の発症リスクが高い傾向がある」という報告もあります。
さらに、これらの食品は食物繊維やビタミン、ポリフェノールなど脳の健康を守る栄養素が不足しがちであることも問題です。
 

〇自分たちの食事、見直してみませんか?

このテーマは、ご利用者の健康だけでなく、介護職員である私たち自身の食事習慣にも関係します。
ついカップ麺と菓子パンで済ませてしまう・お昼ごはんはコンビニで手に入るもので適当に済ます・甘い飲み物や間食が習慣になっている等々・・・。
こうした積み重ねが、将来の認知機能や体調に影響を与えているかもしれないと考えると、日々の食事の選び方に目を向けたくなってきませんか?
 

〇すぐにできる!認知症予防の食事への一歩

「全部手作りにしなきゃ!」と思うとハードルが高くなりますが、次のようなちょっとした工夫なら、今日からでも取り入れられます。

・加工食品を食べるときも、野菜のおかずを1品足す
・おやつにスナック菓子ではなく、ゆで卵やナッツ、果物など素材のままのものを選ぶ
・飲み物は無糖のお茶・水を基本にする
・具だくさんの味噌汁を作り置きして、毎食に野菜を添える習慣をつける

 
このような「ちょっとした選択の積み重ね」が、脳の健康を支える力になります。
 

〇ご利用者の食生活に寄り添う視点

高齢者の中には、「ごはんはレトルトで済ませてる」「おかずは全部スーパーのお惣菜」という方も珍しくありません。
こうした食習慣は、栄養不足や認知症の進行を見えにくく加速させる可能性もあります。
デイサービス職員として、「どうすればその方の暮らしの中に、体と脳を守る食事が戻ってくるか」を考えることも、大切な支援のひとつです。
 

〇食べることは、自分を守ること

「認知症予防の食事」は、特別なことではありません。
できるだけ素材に近いものを食べる、超加工品を“ときどき”にする、栄養のバランスを整える、そんなちょっとした心がけが、数年後の自分自身や、ご家族、ご利用者の健康につながっていくはずです。
 

従業員の健康が利用者さまの健康につながる

ほねつぎデイサービスは利用者さまのみならずスタッフの方にも健康になっていただきたいというのがモットーです。
スタッフの方が元気に明るく笑顔で利用者さまを迎え入れてくださることで、利用者さまも明るく元気になります。
皆さんも健康意識を高めましょうね(^^♪
 
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