綺麗な『色』には理由がある!合成着色料の話

公開日:2025年06月11日 更新日:2025年06月11日 ブログ

「このゼリー、きれいなピンク色でおいしそう!」「綺麗な色の和菓子!食べてみたいな」など。
日常でそんなふうに思ったこと、誰しも一度はあるかもしれません。
色鮮やかな食品は、私たちの食欲をそそり、食事を楽しくしてくれる存在です。
しかし、その色は自然のものではなく、「合成着色料」かもしれません。
名前は少し堅苦しく感じますが、私たちの身近にある食品に、実はよく使われているのです。

 

〇合成着色料ってなに?

合成着色料とは、石油やタールといった原料から化学的に作られた色素のことです。
食品をより綺麗に見せたり、いつも同じような色合いを保ったりするために使われています。
特に、お菓子やジュース、かまぼこ、漬物などによく含まれています。
天然の素材では出せないほど鮮やかな色が出せること、安定して使えることが利点ですが、一方で体への影響を心配する声もあります。
 

〇「危険」というより「気をつけたい」

日本で使われている着色料は、厚生労働省の厳しい基準をクリアしたものに限られていますので、一概に「危険」というわけではありませんが、「安心だからたくさん食べても大丈夫」というわけでもないのです。
体質によっては、着色料にアレルギー反応を起こしてしまう人もいますし、長期的に摂取しすぎることで健康への影響が出る可能性もあると考えられています。
特に、小さなお子さんや高齢者は、体の代謝機能が若い人と比べて弱いため、注意が必要です。
 

〇献立の中にある「色」への配慮

デイサービスでの食事は、施設内で調理していたり、お弁当が配達されていたり、施設によってさまざまです。
これらの食事にも、見た目のバランスを整えるために、赤や黄色の色鮮やかな食品が入っていることもあります。
もちろん見た目は大切ですし、食欲を引き出す工夫として色彩が用いられるのは理にかなっています。
しかし、加工食品に含まれる合成着色料にも、少しだけ目を向けてみることも必要かもしれません。
 
食事は安全性に配慮して作られていますが、体質によっては、特定の着色料に反応してしまう方もいます。
特に高齢の方は、体の機能が若いころに比べて低下しているため、消化や排泄に負担がかかることもあるのです。
 

〇自然の色を楽しむ食事へ

最近では「無着色」「合成着色料不使用」などを謳っている食品も増えています。
自然な食材の色には、合成着色料とはまた違った安心感があります。
たとえば、にんじんのオレンジやかぼちゃの黄色、抹茶の緑など、素材の色を活かした料理やおやつは、見た目にもやさしく、何より体にも負担が少ないのが魅力です。
日々の食事の中で、少しだけ“色の正体”に目を向けてみる。そんな意識を持つだけで、選び方や工夫の幅が広がっていきます。
 

〇介護の現場で「気づける人」であること

ご利用者の体調や生活習慣を見守る私たち介護職員・生活相談員は、栄養や食材の「中身」にも敏感でありたいと思います。
合成着色料について知っておくことは、ただの知識ではなく、ちょっとした工夫や気づきを生み、ご利用者の健康や安心感につながる行動力になります。
 

従業員の健康が利用者さまの健康につながる

ほねつぎデイサービスは利用者さまのみならずスタッフの方にも健康になっていただきたいというのがモットーです。
スタッフの方が元気に明るく笑顔で利用者さまを迎え入れてくださることで、利用者さまも明るく元気になります。
皆さんも健康意識を高めましょうね(^^♪
 
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