「ゼロカロリー」にひそむ落とし穴?人工甘味料と上手につきあうコツ

公開日:2025年05月29日 更新日:2025年05月29日 ブログ

「カロリーゼロ」「糖質オフ」と書かれたお菓子や飲み物を、当たり前のように見かけるようになりました。健康を気にしている人や、血糖値が気になる方にとってはありがたい選択肢ですよね。
でも、実はその「ゼロ」の裏側にある人工甘味料について、ちゃんと知っておきたいことがあるのです。

 

〇人工甘味料ってなに?

人工甘味料とは、自然界には存在しない、人工的に作られた甘味成分のことです。
とても少ない量で強い甘みを感じられるのが特徴で、代表的なものに「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムK」などがあります。
これらは血糖値を上げにくく、カロリーもほとんどないため、ダイエット食品や糖尿病向けの食品によく使われています。
 

〇カロリーゼロはいいことばかり?

一見、カロリーもなくて血糖値にも影響しないのなら安心・・・と思ってしまいますが、人工甘味料にはならではの注意点もあります。
たとえば、強い甘みになれてしまうと、普通の食事や素材の甘みが物足りなく感じたり、甘いものへの欲求が増し、かえって甘いものを食べ過ぎてしまうこともあるのです。
また、最近の研究では、人工甘味料が腸内環境に影響を与える可能性もあると言われています。
腸内細菌のバランスが崩れると、便通が乱れたり、免疫の働きが落ちたりすることがあります。
すぐに体に悪影響があるというわけではありませんが、やはり「ほどほど」が大切です。
 

〇高齢者にも関わりのある話

実はデイサービスの現場でも、「甘いものを控えないといけないけど、ゼロカロリーのゼリーなら大丈夫だよね?」という声を聞くことがあります。
たしかに医師の指示のもとで適度に取り入れる分には問題ありません。
でも、「甘くておいしい」からといって毎日何個も食べてしまうと、結果的に健康を損なってしまうこともあるのです。
だからこそ、私たち介護職員や生活相談員が、日頃の会話や見守りの中でこうした食習慣にも少し気を配ることがとても大切だと感じます。
特に、味覚が敏感な方や、食事にこだわりのあるご利用者には、人工甘味料を使った食品に頼りすぎないようなアドバイスも必要です。
 

〇自然な甘さと上手につきあうために

甘いものが好きな気持ちは、年齢に関係なく誰にでもあります。
だからこそ、「我慢」ではなく「選び方」を工夫したいものです。
たとえば、果物の甘みを活かしたデザートや、黒糖やはちみつなど自然由来の甘味料を使ったおやつを取り入れるのも一つの方法です。
人工甘味料を完全に避ける必要はありませんが、「便利だから」「カロリーゼロだから」といった理由だけで選ぶのではなく、自分やご利用者の体に合った食生活を意識することが大切ですね。
 

〇食の話題が、心のケアにもつながる

「あのお菓子は甘くておいしいね」といった会話は、食を楽しむ気持ちがにじみ出ていて、聞いているこちらも温かい気持ちになります。
そこで「たまには素材の味を楽しめるおやつもいいと思いますよ」とやさしく伝えられる人が、介護の現場には必要だと感じています。
日々のなにげない声かけや観察が、ご利用者の健康を守る大きな力になるはずです。
 

従業員の健康が利用者さまの健康につながる

ほねつぎデイサービスは利用者さまのみならずスタッフの方にも健康になっていただきたいというのがモットーです。
スタッフの方が元気に明るく笑顔で利用者さまを迎え入れてくださることで、利用者さまも明るく元気になります。
皆さんも健康意識を高めましょうね(^^♪
 
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