見えない小さな粒「マイクロプラスチック」と認知症のつながり

公開日:2025年12月24日 更新日:2025年12月24日 ブログ

最近「マイクロプラスチック」という言葉を耳にする機会が増えています。

これは直径5ミリ以下の非常に小さなプラスチック片のことで、ペットボトルやビニール袋などのプラスチック製品が壊れて細かくなったものや、衣類の合成繊維から流れ出たものが含まれます。
海や川の汚染の原因として知られていますが、実は私たちの食生活にも入り込んでいるのです。
魚介類を通じて体内に取り込まれるだけでなく、ボトル入りの飲料水や加工食品からも検出されています。
つまり、知らないうちに日常的に摂取している可能性があるのです。
 

〇マイクロプラスチックが体に与える影響

マイクロプラスチックは消化管に入っても分解されにくく、体の中にとどまるのではないかと懸念されています。
さらに、プラスチックそのものだけでなく、そこに付着する化学物質や有害金属も問題視されています。
こうした物質が体の炎症を引き起こし、慢性的な不調につながる可能性が研究で示されています。
最近の動物実験では、マイクロプラスチックが血液脳関門(脳を守るフィルターのような仕組み)を通過し、脳内にまで到達することが報告されています。
脳に異物が入り込むと、神経細胞がダメージを受けやすくなり、認知症の進行に影響するのではないかと考えられています。
 

〇なぜ脳に多いのか?

近年の研究では、脳がマイクロプラスチックの蓄積場所になりやすいことが示唆されています。
その理由として次のような点が考えられています。

  • ・血液脳関門の突破
  • 通常、脳は血液脳関門という仕組みによって有害物質から守られています。
    しかし、ナノサイズにまで小さくなったマイクロプラスチックは、この関門をすり抜けやすいことが分かってきました。

  • ・脳の代謝の特性
  • 脳は体重の2%程度しかありませんが、全身のエネルギーの約20%を消費しています。そのため血流が非常に豊富であり、体内を循環するマイクロプラスチックが集まりやすい環境にあるのです。

  • ・排出しにくい環境
  • 肝臓や腎臓は体内に入った異物を処理・排出する機能を持っていますが、脳にはそのような仕組みが十分に備わっていません。
    そのため、一度入り込んだマイクロプラスチックは排出されにくく、蓄積しやすいと考えられています。

 
これらの要因が重なり、脳にマイクロプラスチックが多く検出される理由になっていると考えられています。
 

〇認知症との関係は?

人における研究はまだ始まったばかりですが、いくつかの論文では、血管や脳の組織からマイクロプラスチックが検出された事例が発表されています。
これらが直接的に認知症を引き起こすと断言できる段階ではありませんが、炎症や酸化ストレス(細胞を傷つける作用)を増加させることが、アルツハイマー型認知症などのリスクに関与する可能性があると注目されています。
つまり「マイクロプラスチックと認知症はまったく無関係ではない」という認識が、医療や環境の分野で広がりつつあるのです。
 

〇日常でできる工夫

私たちが完全にマイクロプラスチックを避けることは難しいですが、摂取を減らす工夫は可能です。
例えば、ペットボトル飲料をできるだけ控えて水筒を使う、合成繊維の衣類を洗うときに洗濯ネットを利用する、加工食品よりもできるだけ自然な食材を選ぶなど、小さな工夫が積み重なっていきます。
また、抗酸化作用をもつ野菜や果物を積極的に摂ることは、体内で起こる酸化ストレスを抑える助けになります。
特にビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどは脳の健康を守る栄養素として注目されています。
 

〇小さな意識が大きな未来につながる

マイクロプラスチックと認知症の関係は、まだすべてが解明されたわけではありません。
しかし、環境から取り込むものが体や脳に影響する可能性は確かにあります。
今からできる工夫を意識することで、ご自身やご家族の将来の健康を守る第一歩になるでしょう。
 

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